英語学習

メーカー技術者が英語を使う機会ってどんなとき?【主に3つあります】

メーカー技術者

近年のグローバル化に伴って、日本のものづくり現場でもグローバル化が進められていますね。例えば自動車業界なんかでは、メキシコや中国などに生産工場を建設し、多くの日本人が現地サポートのために駐在、または出張している現状があります。

実は僕も自動車部品の設計をしていることもあり、海外に行く機会が年に数回あります。技術サポートという形でアメリカにも滞在していた経験もあります。ちなみに僕はアメリカに飛行機で行っても全然時差ボケ(英語でjet lagといいます)が起こらないのと、身体も日本人の中でも小さい方なので、飛行機の中では全然窮屈ではありません。海外出張に向いている身体ですね(笑)

ものづくり大国である日本の技術者(Engineer)は、日本人ならではの特性を活かして、細部まで考慮した製品を設計しています。この細部まで考慮できる特性は日本人の強みだと思います。ただし、日本人のメーカー技術者はまだまだ英語力に欠けているのが現状ではないでしょうか?

今の時代、技術者だからといっても英語ができなくても良いとは限りません。特に20代~30代前半の方は、今後海外転勤の可能性も十分にあるので、英語には逃げずに立ち向かわなければなりません。

ここでは、メーカー技術者が直面する(実際に僕が直面した)英語を使う機会をご紹介したいと思います。僕の経験上、主に3つあります。この記事を読んで、皆さんの英語を使う機会をイメージして頂ければと思います。

①海外規格を読む

外資系企業に製品を納めている場合や、海外進出している会社に勤めている場合、必ずといっていいほど海外規格を読むことが多いです。技術者でない場合は「規格(ここでは製品規格)」ということばに馴染みがない可能性もありますので、簡単に説明すると

製品規格とは製品の寸法・形状・性能要求事項・試験手順などを標準としてまとめたもの

となります。
海外規格の代表例としてISO規格があります。例えば製品Aについて考えると、顧客要求に「ISO×××に満足すること」と記載あれば、製品AはISO×××という規格に満足する必要がります。

このように顧客より海外規格の要求がある場合は(大体の場合あります)、その規格を読んで、実際に要求仕様を満足することを確認しなければなりません。海外規格は当然英語なので、英語のリーディング力が求められます。

海外規格を読むことは技術者が英語に携わる機会としては最も多いのではないかと考えます。

②英語資料の作成

英語資料を作成するケースとしては、顧客が外国人である、または外資系企業である場合が多いです。僕も技術レポートを提出するときはほとんど英語です。今の時代、グーグル翻訳もあるので、そこまでハードルが高いわけではありません。はじめは難しく感じるかもしれませんが、やっていくと普通になります。この「普通に英語資料が作れる」という感覚は大切ですね。英語に慣れてきている証拠です。

③顧客または社内関係者への英語プレゼン

英語でプレゼンするケースというのも実は結構あります。顧客への英語プレゼンについては、相手が外国人でない限り行うことはありませんが、社内関係者への英語プレゼンについては海外進出をしている企業であれば良くあります。僕の場合は、現地社員が日本にやってきたときに、製品の技術的な説明を行ったりしています。

顧客への英語プレゼンであれば、ある程度の能力がないと相手に聞いてもらえない、あるいは理解してもらえない可能性があるので、僕たちもビジネスに通用するための英語力が必要です。ただし、社内関係者であれば、最悪英語プレゼンが失敗に終わったからといって会社の経営に影響することはありません(プレゼンを聞いてくれる現地社員には申し訳ないですが)。
僕がオススメするのは、仮に社内関係者への英語プレゼンが必要な状況になったとき、皆さんに自ら進んでチャレンジしてほしいということです。リスクフリーで英語プレゼンができるのは中々お得ですし、完全に実践英語なので英語を使った実感を必ず得られると思います。失敗を恐れているそこの君!はじめは失敗して当然です。

僕も会社に入ってはじめて英語プレゼンしたときは、全然喋れませんでした。上司には英語ができると事前に伝えていたので、プレゼン終了後に、「もっと勉強が必要だな」とダメ出しされました(苦笑)

このときは、「日常会話と違って、製品の説明では専門用語を知っておかないとダメだなあ」と感じました。はじめての英語プレゼンは失敗に終わりましたが、それでも学びがありましたし、仕事として英語を話すという素晴らしい体験ができました。

英語が使えるチャンスがあればどんどんチャレンジしていきましょう!


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