前回の記事では、ベルリッツ・メソッドの5原則についてお伝えしましたが、今回はその指導法についてお伝えしたいと思います。
前回の記事を読んでいない方は、以下の記事を参考にしてください。
ベルリッツ・メソッドに基づく指導法は大きく4つあるので、以下に記載していきます。
①フルセンテンス
単語ではなく、正確な文で答える。
正確な文で伝えることで、表現の丸暗記に頼らず、言いたいことが正しく言えるようになります。
また、弱点が明確になるため、効率的な学習も可能になります。
そして、ビジネスやフォーマルにふさわしい英語力が身につきます。
フルセンテンスについては、僕自身の弱いところでもあります。
カジュアルな英語ばかり使って来たのですが、これからはビジネスでの交渉も多くなる予定なので、ビジネスにふさわしい英語力をつけていきたいと思います!
②訂正と反復練習
間違いを適切に直し、できるまで反復練習を繰り返す。
間違いを適切に直すことで、正しい文法や自然な英語表現が身につきます。
また、反復練習することで、質問に対する回答が即座にできるようになります。
やはり外国人とコミュニケーションをする場合はテンポが非常に大事です。
日本語と同じように、質問に対する回答が遅いと、相手が不愉快に感じてしまいます。
③A ++(Answer, Add, Ask)
質問に答えたら(Answer)、説明を加え(Add)、相手に質問する(Ask)という流れを作る。
A++を行うことで、自然と会話を膨らませることができます。また、Addの部分で理由を述べることで、論理的な話し方が身につきます。さらに質問力も身につきます。
これは日本語でのコミュニケーションでも使えますよね。
ただ質問に答えるだけでは、なんだかデジタルな感じがしますし、質問してあげれば、相手もコミュニケーションを楽しむことができます。
④レベルダウンテクニック
相手に自分の語学レベルに合わせてもらう。
レベルダウンテクニックを使うことで、相手の言っている事が分からない場合でも、意思疎通が可能になります。
具体的には、例えばスピーキングスピードが速ければ遅くしてもらったり、分からない単語の意味を聞いたりします。
これができるようになると、相手の話す内容がわからなくても、落ち着いて対応でき、自分のペースで会話が進められます。
また、ミスコミュニケーションをなくすこともできます。
よく日本人でやりがちなのが、意味が分からないときにとりあえず「Yes」と言ってしまうことです。
僕も昔はよく「Yes」と言ってしまっていたので、何か食べ物を注文したときに色んなトッピングがついて思っていた値段よりも高い金額を払ってしまったことが多々あります。
アメリカなんかでは、日本のようにトッピングに対して値段が上がることを言ってくれません。
日本は超親切な国ですよ!
まあどうしても意味が分からない場合は、「Yes」の代わりに
I’m sorry, but I don’t understand what you said.
I have problem about English listening.
みたいな感じのことを言うことで、相手も
「あー英語が分からないんだな」
と理解してくれます。
アメリカなどでは、色んな人種の方が住んでいるので、僕たちの英語のレベルが低いかどうかなんて始めは分かりません。
そのため、ものすごいスピードで話して来たりもします。
ちなみに僕は、ニューヨークでアメリカ人に何か質問されたときに、このレベルダウンテクニックを使って逆に僕から色々質問した結果、
Never mind.
気にするな。(忘れてくれ。)
と呆れられたことがあります(笑)
まあこんな苦い経験もありますが、少なくとも「Yes」と答えるよりはマシなコミュニケーションになるでしょう。
まとめ
ベルリッツ・メソッドに基づく指導法は以下の4つです。
①フルセンテンス
②訂正と反復練習
③A ++(Answer, Add, Ask)
④レベルダウンテクニック
皆さん自身が英会話レッスンを受ける際も上記4つのことを意識してみてください。
英語力を効率的に上げるために有効ですよ!
Let’s study English with Berlitz-Method!
ビジネス英語を身に付けたい方へ
仕事の関係で英語を必要とする方に、オススメの学習プログラムがあります。
それは「SpeaKing Biz」です。
英会話ラボのTaka自身も使用していますが、ビジネス英単語・英語表現を効率的に学ぶことができます。
興味のある方は一度「SpeaKing Biz」のレビュー記事を確認してみてください。