日本で育った皆さんの大半は、「進化論」について学校で習ったと思います。
Wikipediaから抜粋すると、進化論とは以下のことになります。
生物が進化したものだとする提唱、あるいは進化に関する様々な研究や議論のこと。
僕たち人間は、大昔ではサルだったのですが、時代とともに進化していき、現在の人間の姿になったのです。
僕は、動物の進化について学校で習ったことはほとんど忘れましたが(笑)、うっすらとサルから進化したということだけは記憶に残っています。
日本では当たり前のように勉強する進化論ですが、実はアメリカでは教えることがタブーなのです。
なぜアメリカでは「進化論」がタブーなのか!?
ここでは、その理由を説明します。
アメリカを知る上では避けては通れない内容であるので、是非覚えておいてください!
アメリカで「進化論」がタブーな理由
アメリカで進化論がタブーな理由ですが、キリスト教原理主義の人たちにとって、
「人間は神が創造したもの」
という考えがあり、「人間はサルから進化した」という進化論はキリスト教に反するのです。
ちなみに、「人間は神が創造したもの」という考えは「創造科学」と呼ばれます。
あまり神の存在を意識しない日本人にとっては、「進化論」が正しいように思えますが、アメリカ人の中にはそれが間違っていると考える人もいるのです。
また、今の憲法では学校で進化論を教えることは合法ですが、実際の学校現場ではそうはいきません。
キリスト教原理主義者の親から激しい抗議が予想されるので、実際には生物学の授業で進化論には触れようとしない教師が今も多いのです。
アメリカは「神のもとにある国」
進化論を学校で教えることが、大問題になってしまう国がアメリカなのです。
日本では考えられないですが・・・
アメリカは、生活のあらゆる場面に、キリスト教的な考え方が浸透しているのです。
神を信じることが当たり前の国であり、アメリカは、
「神のもとにある国」
であるという揺るぎない信念を、多くのアメリカ人が共有しているのです。
このことを知っておかないと、宗教的な理念や知識があまりない日本人にとっては、アメリカは理解不能な国になってしまいます。
ちなみに、キリスト教に深く関係するトピックとしては、「同性婚」があります。
そのことについては、以下の記事に記載しているので参考にしてみてください!
まとめ
学校で「進化論」を教えることは、キリスト教原理主義者から激しい抗議を受ける可能性があります。
その理由は、キリスト教原理主義者の考えは、「人間は神が創造したもの」だからです。
アメリカ人と関わる場合は、このような宗教的な考え方を理解しておき、相手がどのような考えの持ち主なのかを理解する必要がありますね。
キリスト教はアメリカ文化を学ぶ上では不可欠な宗教なのです!
キリスト教に関わらず、アメリカのことをもっと知りたい方は、池上彰さんの本がおすすめです!
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