国際交流

本のタイトルに「ユダヤ人」と記載すべきでない

本屋さんなどでビジネス書コーナーを見ていると、以下のようなタイトルの本を見かけますよね。

  • ユダヤ人大富豪の教え
  • なぜユダヤ人はお金持ちになれるのか
  • ユダヤ式Why思考法
  • 驚くほど似ている日本人とユダヤ人
  • ユダヤ人最高の知恵

他にもタイトルに「ユダヤ人」を含めた様々な本が存在します。

これを目にするユダヤ人は正直どう思うのでしょうか?

ということで、実際にユダヤ人の方(僕の英語の先生)に聞いてみました。

本のタイトルについて

先に結論を言うと、本のタイトルに「ユダヤ人」と記載されていることについて、僕の先生は嫌な気持ちになっていました。

その理由は、「ユダヤ人を一括りにしてステレオタイプを植え付けられているから」とのことでした。

NewsPicksでもなぜユダヤ人がイノベーションを生むのかというタイトルの記事を連載していることに対して、ロッシェル・カップ先生(アメリカと日本の文化の違いに精通している経営コンサルタント)がツイッターで反論していました。

ユダヤ人と成功を関連させた本のタイトルは、多くの日本人にユダヤ人に対する偏見やステレオタイプを生むことになるため、止めた方がいいですね。

ユダヤ人への偏見について

僕自身もいつの間にか「ユダヤ人」と聞くと以下のような偏見を持っていました。

  • 成功者
  • お金持ち
  • 頭がいい

このことについて僕の先生に聞いてみたところ、「ポジティブな偏見だから、日本人から直接言われる分にはいい」とのことでした。

幸いにも多くの日本人はユダヤ人に対しては「成功者」のようなポジティブなイメージがあります。

しかし、そもそも偏見は良くないですね!

まとめ

本のタイトルに成功やお金持ちに絡めて「ユダヤ人」と記載するタイトルは、ユダヤ人の反感を買うことになるので、止めた方がいいです。

ユダヤ人は歴史の中で迫害されてきた過去があります。そのような歴史を考慮した上でも、ユダヤ人への偏見を持つことをリードするような事は避けるべきです。

このエントリーが皆さんが本のタイトルについて考えるキッカケとなれば幸いです。

ロッシェル・カップ先生の本もご紹介しておきます。メーカー勤めの方にオススメです。

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