皆さんはgoogle翻訳を使ったことがありますか?僕は結構使います。僕の場合、以下のようなケースで良く使います。
- 英語文章の意味が良く分からない場合に英語→日本語に変換
- 中国語でチャットするときに英語⇔中国語に変換
- スペイン語でチャットするときに英語⇔スペイン語に変換
google翻訳はパーフェクトではないですが、僕自身はそれなりにこの恩恵を受けています。
さて、時々耳にすることに、「将来は翻訳機能が進歩するから英語学習は必要なくなる」という論理です。むしろ願いともいえるこの考えですが、今回はこのことについて私の考えをお伝えしたいと思います。
まず結論を述べると、翻訳機能の進歩によって、むしろ英語がますます必要になります。英語が必要なくなると期待していたみなさん、すみません(笑)。
英語がますます必要になる理由は大きく分けて以下の3つです。
- 翻訳機能の限界
- 英語がハブ言語になる
- 翻訳機能は英語ができる人に有利なシステムである
以下にそれぞれの理由について詳しく説明していきます。「これから英語学習なんていらねえ!」と考えているいる方は一度目を通してみてください。
翻訳機能の限界
まず1つ目の理由として「翻訳機能の限界」が挙げられます。僕たちが普段使用しているgoogle翻訳を例にすると、google翻訳は決して言葉の意味を理解しているわけではないのです。
英語から日本語に変換する際、膨大なデータから推測した最も確率の高い日本語訳に変換されているだけなのです。
つまり日常会話で使われるような表現であれば、正しく翻訳されますが、アカデミックな内容や文脈を考えないといけないような文章になると、かなり間違った訳に変換されてしまいます。
翻訳の世界では英語がハブ言語
2つ目の理由は、翻訳の世界では「英語がハブ言語」になるということです。言語は当たり前ですが英語と日本語以外にも、中国語やスペイン語、その他多くの言語が存在します。それらの言語を翻訳する際、実は一度全て英語に翻訳されているのです。
例えば、中国語→日本語に翻訳したいとしましょう。google翻訳は実際には
中国語→英語→日本語
と2段プロセスで翻訳を行っているのです。その理由は英語をハブ言語にすることで、翻訳プログラムの数を劇的に少なくできるからです。
そのため、中国語→英語の翻訳であれば翻訳精度は高いですが、中国語→日本語であれば翻訳精度はどうしても下がってしまいます(2段階翻訳のため)。
僕の場合はある程度英語ができるので、基本的に中国語やスペイン語を翻訳するときは、日本語ではなく英語に翻訳しています。
このように、翻訳技術が進むことによって、ますます英語中心主義となり、英語学習の重要性が高まるのです。
翻訳機能は英語ができる人に有利なシステム
3つ目の理由は「翻訳機能は英語ができる人に有利なシステム」であるということです。2つ目の理由の中で英語がハブ言語になるとお伝えしたように、翻訳プロセスでは必然的に英語を使うことになります。
つまり多言語翻訳する場合には英語で理解できる能力を持っている方が、正しく情報を入手することができるのです。
また、日本語→英語に変換する際も、英語ができる人であれば、まずはgoogle翻訳で英語翻訳した後に、細かな修正を加えて文法的に正しい英文にしますが、この作業も英語ができる人でないと、翻訳された英文が正しいのかどうか判断できないのです。
翻訳機能の進歩によって、英語ができる人はますます翻訳機能の恩恵を受けることができ、英語ができない人との格差が大きくなるのです。
以上より、翻訳機能の進歩によってますます英語が必要になることを理解していただいたと思います。これからも僕と一緒に英語学習を頑張りましょう!
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