皆さんはage discriminationという言葉を知っていますか?
これはアメリカで生活する上で知っておかなければいけない重要な概念です。
今回は実際にアメリカで仕事をしているTakaが、age discriminationの意味や、アメリカと日本との年齢に関する違いについて説明したいと思います。
age discriminationの意味
age discriminationの意味は
年齢差別
です。
ageは年齢、discriminationは差別という意味なので、そのまんまの意味になります。
age discriminationの意味は理解して頂きましたが、具体的にどういったことが年齢差別と判断されるのでしょうか?
以下に詳しく記載します。
age discriminationの定義
アメリカでは雇用の際に差別してはいけない条件の一つが年齢です。
採用、解雇、昇格、職務の割り当て、給料などを決める際に、年齢を考慮してはいけないのです!
考慮してもいいのは、従業員の能力、資格、経験、そして実績のみです。ちなみに年齢以外で考慮してはいけないものに、性別、人種、宗教があります。
上記の理由より、履歴書に年齢を書く必要はありませんし、もし年齢を聞かれたらage discriminationとして訴えることすらできます。
履歴書については、日本とは違う点が多くあるので、次の機会に詳細を記載したいと思います。
日本文化とage discrimination
アメリカでは雇用に関して年齢を考慮してはいけないのですが、これって日本人的には驚きませんか?少なくとも僕は驚きました。
なぜなら日本企業は仕事に関しては年功序列制度がある会社が多いですからね。これアメリカでは完全にアウトですよ。
日本は年上を敬う文化があり、僕たちもそうした環境で育ってきたので、どうしても「上の人が偉い」という価値観を持っている人が多い傾向があります。
しかし、日本人がアメリカ人と一緒に仕事をする際に、この価値観を持ってくると、問題になる可能性が高いので注意しなければなりません。
雇用関係で年齢を考慮するのはタブーであることを覚えておいてください。
Takaは年功序列に反対
最後に僕自身の意見を記載します。
僕は年功序列には反対です。
なぜなら、年齢が上=能力が高いという訳ではないからです。もちろん年齢を重ねていれば、それだけ経験値は増えると思いますが、経験値が高ければ能力も高くなるはずなので、わざわざ年功序列制度じゃなくてもいいだろうと思っています。
また、年功序列制度の重大な欠点として、若い人たちが働く上でのモチベーションが阻害される可能性があるということです。
どれだけ働いて結果を出しても、年齢を重ねなければ昇進できないとなれば、頑張った分だけ損になるというおかしな構造ができ上ってしまいます。
そして、「頑張っても頑張らなくても給料は変わらないから、楽した方がいい」というインセンティブを持つ人が増えます。ちなみにインセンティブの概念については、以下の記事に詳しく記載しています。
僕は成果を上げている人は年齢に関わらずそれだけの対価を貰うべきだと考えています!
知っておくべきアメリカ文化
今回はage discriminationの意味や定義、そして雇用に関する日本とアメリカとの違いについて記載しました。
アメリカ人と一緒に働く日本人の皆さんは、ぜひともage discriminationとなるような発言はしないよう注意してくださいね。
アメリカ文化に興味がある方は、以下の記事を参考にして頂ければ、よりアメリカの理解が深まりますよ。
アメリカ文化を学ぶには池上彰先生の本もオススメです!
そうだったのかアメリカ
アメリカ文化について、池上彰先生が分かりやすく説明しています。この本を読むことでアメリカについての理解が深まります。
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