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アメリカで銃を持つことを禁止できない3つの理由【アメリカ文化】

銃

皆さんはアメリカでは銃を持つことが合法であることは知っていると思います。

これって日本人の感覚からすると考えられないですよね。

多くの日本人は銃を持つことに反対だと思います。

僕も反対派です。

しかし、アメリカで銃を持つことを禁止にするのは不可能だとも思っています。

ここでは、なぜアメリカで銃所有の禁止が不可能であるかを説明します。

これを知ることで、アメリカという国をより知ることができますよ!

理由① アメリカは武器があったからこそ誕生した国

まず結論を言うと、

アメリカという国は戦う武器があったからこそ誕生した国家

なのです。

つまりアメリカ人にとっては「武器によって我々の国は建国された」という思いがあり、武装思想はアメリカという国のDNAに刻まれているのです。

そもそも武器がなければ誕生しなかったのがアメリカという国なので、武器(=銃)を持つことはアメリカ人にとっては当たり前のことなのです。

 

つぎに、なぜアメリカは武器があったからこそ誕生した国家なのかを説明します。

もともとアメリカはイギリスの植民地でした。

独立戦争のときにイギリス軍と戦うため、アメリカの男たちは、自分たちが持っていた武器を持って戦場に駆けつけたのです。

それ以来の伝統が今もなお根付いています。

アメリカという国がどのようにしてできたかを知れば、銃所有を禁止することがいかに難しいことかも容易に想像できますね!

理由② 「銃を持つ権利」は憲法が保障している

そもそもアメリカの憲法は「銃を持つ権利」を保障しております。

アメリカ合衆国憲法修正第二条には、以下のような記載があります。

 

規律ある民兵は、自由な国家の安全にとって必要であるから、人民が武器を保有しまた携帯する権利は、これを侵してはならない

 

このように、「人民が武器を持ち、携帯する権利」が保障されているのです。

理由③ NRAとよばれる組織の存在

アメリカの「銃社会」を支える最大の組織がNRA(National Rifle Association・全米ライフル協会)です。

会員数は300万人を超え、その年間予算は日本円にして100億円です。

首都ワシントンの本部には400人ものスタッフが働いています。

その豊富な資金力にものをいわせて、政治の世界に強い影響力を持っています。

ブッシュ大統領(息子)もNRAの支援を受けましたし、父親のブッシュ大統領は、かつてNRAの会長だったこともあります。

ちなみにRNAの主張は

 

Guns don’t kill people, people kill people.
銃が人を殺すのではない。人が人を殺すのだ。

 

です。

しかし、実際には「銃が人を殺す」のです。

そもそも銃を持っていなかったら人を殺すまでに至りませんからね。

銃によって殺人が多発している

冒頭で、僕は銃を持つことには反対であると言いましたが、その理由は銃を持つ権利がある国とない国では殺人発生率が大きく異なるからです。

例を示すと、アメリカ・ワシントン州のシアトルと、カナダのバンクーバーは、国境をはさんで極めて近い距離にあります。

文化的にも非常に似ているといわれています。

1980年から1986年まで、この二つの都市で発生した犯罪件数を調べた調査によると、暴力事件の発生率はほぼ同じでしたが、シアトルの殺人発生率は、バンクーバーの五倍でした。

この違いこそが、銃入手を規制しているかどうかの違いなのです。

まとめ

アメリカで銃所有を禁止できない理由は以下のとおりです。

①アメリカは武器があったからこそ誕生した国である

②「銃を持つ権利」は憲法が保障している

③NRAとよばれる「銃社会」を支える最大組織が存在する

ご理解頂けましたでしょうか?

僕自身としてはいつか銃を持つことが禁止になってほしいと思っています。

ちなみに僕はアメリカ文化について勉強するために以下の本を読みました。

やはり池上彰さんの本は教養には持ってこいですね!

僕のツルッツルの脳みそにしわを与えてくれます(笑)

アメリカのことをもっと知りたい方は以下の記事も参考にしてみてください!

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