日本企業で働いているアメリカ人がよく言うこととして、
The Japanese are such micromanagers!
日本人はとてもマイクロマネージャーです!
皆さんはここで使われているマイクロマネージャー(micromanager)の意味が分かりますか?こういったビジネス用語は、アメリカでは良く使われていますが、日本では馴染みがないですよね。Micromanagerの意味が分からないままでは、仮にアメリカ人から
You are such a micromanager!
あなたはとてもマイクロマネージャーです!
とか言われても、そのことに対して何もコメントできませんね・・・
そこで、ここでは皆さんに以下のことを学んでもらい、アメリカ人部下などとのコミュニケーションに役立ててほしいと思います。
・アメリカ人がよく使うmicromanagerの意味を理解する。
・日本人とアメリカ人の管理方法の違いを理解する。
それでは早速micromanagerについて説明していきます。
Micromanagerの意味
Micromanagerの意味は以下のとおりです。
異常に細部にまで注意を払う管理者のこと。
Micromanagerのような管理方法のことをマイクロマネジメント(Micromanagement)と言います。Micromanagerは部下の仕事を極端にコントロールしようとします。細々としたことに関わり、一つ一つのステップで入念にチェックを行い、小さな決裁も自分で行おうとします。
Micromanagerの下で働く部下は、自分で決裁する権利がまったくなく、あらゆる場面で上司に監視されていると感じてしまいます。
Micromanagerの例文
以下にMicromanagerに関連した例文を記載します。
I wish I would stop micromanaging me and give me more authority.
私をmicromanagingすることを止めて、権限をもっと与えて欲しい。
He micromanaged every detail of the budget.
彼は予算の細部までmicromanageしようとする。
Everyone doesn’t like her because she is such a micromanager.
彼女はとてもmicromanagerなので、誰も彼女が好きではない。
日本人はMicromanager (Control freak)である
Micromanagerの口語的な表現はControl freakです。Freakは奇人という意味があるので、「なんでもかんでもコントロールしようとする気ちがい」といったニュアンスです。
日本企業で働くアメリカ人の中には、日本人上司がmicromanagerであるという不満を述べる人が少なくありません。アメリカでは、部下を信頼している上司は、部下の下す判断にいちいち口を挟まないとされています。
Micromanagementはアメリカ人にとってマイナスの響きがありますが、micromanagerの特徴である慎重な管理へのこだわりは、管理者にとって賢明な方策であると考える日本人は少なくありません。
日本のビジネス文化の特徴
日本のビジネス文化の特徴として、完璧主義と細部へのこだわりがあるため、アメリカ人マネージャーが気にしないようなところにまでも、日本人のマネージャーは関心を持つことがあります。
さらに、日本では共同作業という概念があり、マネージャーが部下の仕事を訂正したり、自らやり直したりすることは珍しくありません。
しかし、そのような行為はアメリカではめったに起こらないので、アメリカ人は侮辱されたと考えてしまいます。
さいごに
日本人はアメリカ人からmicromanagerだと思われがちなので、アメリカ人を部下に持つときは、このような日本とアメリカのビジネス文化の違いを理解することが重要です。
大事なところはもちろん管理する必要はありますが、細かいところは口出しせず、部下に権限を与えるということが、よりよい関係づくりに繋がると思います。
今回は特に日本人管理者が理解しておくべきビジネス文化の違いを記載しましたが、アメリカ人とビジネスするうえで重要なことはこれだけではありません。例えばアイコンタクトもアメリカビジネスではとても重要視されていますよ。
アメリカ人が使う英語表現やアメリカとの文化の違いを学ぶことで、ビジネスに役立ててもらえればと思います。
プライベート・ビジネスに関係なく良く使われる英語表現は基本英語フレーズ10選を参考にしてみてください。
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